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渡海 千津子 (わたるみ ちづこ) ソプラノ

 東京音楽大学音楽教育科卒業。  東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。 同大学院修士課程修了。その後、イタリア・ミラノにてイタリアオペラの研鑽を積む。

 これまで声楽を、中村博之、川上洋司、田中奈美子、朝倉蒼生、M.レアーレ、D.マッツォーラ、 L.マルツァガリア、F.アルバネーゼ、柿沼伸美の各氏に師事。

 第1回日光国際音楽祭声楽コンクール第3位、審査員長賞及び奨励賞受賞。第13回 全日本ソリストコンテスト優秀賞受賞。 二期会オペラ研修所 第48期マスタークラス修了、修了時優秀賞受賞。2006年、日本トスティ協会主催、『レナート・ブルゾン氏によるオペラ・マスタークラス』にソプラノでは唯一合格し、修了時秋篠ブルゾン賞受賞。また、2008年に出演した横浜みなとみらいホール主催、「横浜オペラ未来プロジェクト“横浜OMP”2008」公演は、 第6回三菱UFJ信託音楽賞奨励賞を受賞。

 

 これまでオペラでは、ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』 (レオノーラ)、『仮面舞踏会』 (アメーリア)、『エルナーニ』(エルヴィーラ)、『マクベス』(レディ・マクベス)、『ドン・カルロ(4幕版)』(エリザベッタ)、プッチーニ『修道女アンジェリカ』 (タイトルロール)、『ジャンニ・スキッキ』(ラ・チェスカ)、『外套』(ジョルジェッタ)、レオンカヴァッロ『パリアッチ(道化師)』(ネッダ)、モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ』(ドンナ・アンナ)をはじめ、 “横浜OMP”にて、 世界的演出家であるミヒャエル・ハンペ氏のもと、2006年、モーツァルト『コジ・ファン・トゥッテ』 (フィオルディリージ)2007年、ロッシーニ『セヴィリアの理髪師』(ベルタ)、2008年、チマローザ『秘密の結婚』(エリゼッタ)に続けて出演。また2008年、ワーグナー『ワルキューレ』(ゲアヒルデ)、2012年、『パルジファル』(小姓Ⅰ)にてそれぞれ東京二期会公演に出演する。

 

 コンサートとしては、2003年、2005年、2007年、2010年、2011年、2012年に行われた横浜シティオペラ主催『オペラ・ガラ・コンサート』、横浜みなとみらいホール主催、『ジルヴェスター・コンサー2006-2007』、2008年、『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2008』、2009年、『Bunkamuraオーチャードホール20周年ワーグナー・ガラコンサート』等にソリストとして出演。神奈川フィルハーモニー管弦楽団、東京フィルハーモニー管弦楽団などと共演。また、2012年には、あらかわバイロイト特別演奏会『影のない女&タンホイザー第二幕』にてワーグナー『タンホイザー』(エリーザベート)に出演し好評を博す。そのほか、ベートーヴェン『交響曲第九番』などオーケストラ曲のソリスト、ソロやジョイント・コンサートなどに数多く出演する。

 

 近年では、横浜市内の小中学校にて「横浜市芸術文化教育プラットフォーム」の事業にも参加し、小中学生のみならず個人、またグループレッスンにおいて、ニュートラルな身体の状態で歌う「レガート(滑らかな)唱法」の普及にも尽力している。また、2010年及び2012年に、みなとみらいホール小ホールにて行われたソロ・リサイタルについては、それぞれ同年の雑誌『音楽の友(いずれも8月号)』にて、音楽評論家三善清達氏により「声、響き、構築と磨き込まれた歌唱」などとの高い評価を得る。さらに、2020年、2022年のルーテル市ヶ谷ホールでのリサイタルにおいては、オンラインを活用した同時配信公演を行い、国内外でも視聴され好評を得る。

 

 

 

現在、横浜市民広間演奏会会員。横浜シティオペラ会員。東京二期会会員。保土ケ谷宿場町オペラ代表。

港北混声合唱団および、さくらエコ―ボイストレーナー。ica(アイシーエー)音楽教室講師。日本経済大学渋谷キャンパス非常勤講師。Youtubeチャンネル"actsea"。